吸着式血液浄化法とは
読み方
きゅうちゃくしきえつえきじょうかほう
劇症肝炎や急性肝不全により肝機能の低下が進むと、血液中に老廃物や毒素、肝細胞の再生を妨げる物質が蓄積してきます。吸着式血液浄化法とは、これらを取り除くために行われる血液浄化法の1つです。血液を採取し、吸着剤に接触させ、物理化学的反応あるいは免疫反応を利用して血液中に含まれる有害物質を吸着剤に吸着させることで取り除きます。この方法には血液を吸着剤に直接通す直接血液灌流法と、血球成分と血漿を分離した後、血漿のみを吸着剤に通す血漿灌流法とがあります。