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HBe抗原陽性慢性肝炎がセロコンバージョンを経て鎮静化した後に、再びHBe抗原陰性慢性肝炎を発症した後、リバースセロコンバージョンを起こしてHBe抗原が陽性となり、三たび慢性肝炎を発症した状態をいいます。
B型肝炎ウイルスに感染している人が成人となり、体の中の免疫が異物としっかり戦えるようになると、その戦いが原因で活動性肝炎を発症します。
HBe抗原が消えてHBe抗体が出現するセロコンバージョンが起これば、B型肝炎ウイルスの増殖が抑制されて肝炎が鎮静化します。
しかし、セロコンバージョンが起きずに慢性肝炎へ移行するケースもあります。このとき、HBe抗原は陽性の状態です(=HBe抗原陽性慢性肝炎)。
HBe抗原陽性慢性肝炎に移行しても、一定の確率でセロコンバージョンが起こって肝炎が鎮静化します。しかし、そのうち一部はHBe抗原が陰性であるにもかかわらず、B型肝炎ウイルスが再増殖して再び肝炎を発症します(=HBe抗原陰性慢性肝炎)。
HBe抗原陰性慢性肝炎に対しては抗ウイルス療法などが行われた後、6カ月以上ALT(GPT)値が持続正常となれば鎮静化と診断されます。
しかしその後、比較的低確率でリバースセロコンバージョンが起こり、HBe抗体が消失してHBe抗原が再び出現し、慢性肝炎が再発します。これが「HBe抗原陽性慢性肝炎が再々燃した」状態です。
令和8年1月15日にB型肝炎訴訟原告団・弁護団と国の間で締結された「基本合意書(その3)」により、HBe抗原陽性慢性肝炎が再々燃した場合は、再々燃時を起算点として20年の除斥期間を計算するものと定められました。